手間暇かける仕事で印鑑彫刻させていただいています。印面には墨や朱墨。彫りっぱなしに注意。

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当社では業界紙のコラムによる(現代印章4月号)
印材加工の記事がスタンダードなら
当社の彫刻は さらに手間掛けて仕事している印章といえます。
少数派という表記ですが、関西では当社と同じ行程が
多く見られます。


例 黒水牛の加工
1.印面には朱墨を薄く塗布してお渡しします。
  記事での・・・素材のままって 言うのは
  先先代、先代から当然継承している私には ?ですね。
  
  機械で彫りっぱなしで仕上げなしの納品!!
  印面への朱墨の技術が低く、凹凸があって
  鮮明な印影が得られない!! そのため 印面は素材のまま
  そんな業者も連想されます。
  当社や墨打ち派は打って当然という意見です。
  朱墨がないと非常に印面が確認しずらいと思います。
  仕上げの時の墨打ち 仕上げ後 お渡しの時の
  墨打ちがそうです。
  仕上げの時の朱墨が少し厚く凸凹が感じられる時は
  仕上げが終わって超薄くペーパー掛け 
  朱墨を取って もう一度薄く塗布します。

  墨打ちの技術は とてもむつかしいものです。
  水が多すぎると印面の中に墨が入ってしまいます。
  粘りの頃合がむつかしい技術です。
  ネバ過ぎると 凹凸が出来てしまってきれいな印影が
  得られません。
  よって
  材料の違いを反映するくらい 薄く打つテクニックが
  要求されます。
  そうして墨打ちされた印影は、象牙とつげで材料の
  差がでてきます。
  その技術のない場合 素材のまま お渡ししている事も
  考えられます。
  理由は、墨の無い方がうまく鮮明に押印できるという
  いい訳 が 1つとして予想されます。
  
  受け渡し時 一度打ってもらって印影を
  確認する方法もありますね。
  そこで その企業が墨打ちの技術があるかないか
  判断ができます。
  墨や朱墨の技術があって、最後 意図的に墨を取って
  販売される業者の方もおられるようです。
  私の廻りには少数の認識ですが、その場合は
  これも1つの価値観だと思います。
  小さな印章業界にも様々な価値観が存在します。

  無理に一本化やスダンダードを主張するのは、だめですね。
  個性を無くしてしまうと考えています。

  減点主義より加点主義で!!!
  
2.さらに鮮明に押印できるように
  凹凸をなくす作業(ピカピカに)を施します。
  ・・・これは企業秘密です。当社の印面は
  「よく鮮明に付くよ!!」とお褒めいただきます

3.文字でない彫った部分。
  そのままとは驚きです
  ・・・私から見たら手抜きの1行程です。
  当社では、文字と底が判別し易いように
  底には丁寧に墨を塗ります。
  そういった心遣いがほしいところです。
下段記載のフェイディアスの精神が大事ですね。

4.その上で油を薄く塗布しています。
  永く使っていただけるのと、虫食いなどの
  防止にもなります。 

この(現代印章4月号)の記事の書いた人は知りませんが・・・・
もう少し丁寧な加工の行程もあるということ。
記載したのは ただ1つの価値観であるということ
その辺 詳しく書いてもらいたかった思います。


黒水牛は朱墨 と同様
象牙には 墨 です。


ドラッカー名言集 『仕事の哲学』より

見えない部分まで 手間ひま かけて彫る
   彫刻家フェイディアスの言葉もすごい。

「成長に最大の責任を持つ者は、本人であって
組織ではない。
自らと組織を成長させるためには
何に集中すべきかを、自ら問わなければならない」

ドラッカーは17歳のとき、フェイディアスの言葉を知る。
紀元前440年頃、ギリシャの彫刻家フェイディアスは、
アテネのパンテオンの屋根に建つ彫像群を完成させた。
フェイディアスの請求書に対し、アテネの会計官は
全額の支払いを拒んだ。
「彫刻の背中は見えない。見えない部分まで彫って
      請求してくるとは何事か」。

フェイディアスは言った。
「そんなことはない。神々が見ている」。
 ドラッカーは言う。
人は誇れるものを成し遂げて、誇りを持つことができる。
仕事が重要なとき、自らを重要と知る。
 成功の鍵は責任だという。
自らに責任を持たせることである。
あらゆることがそこから始まる。
大事なものは、地位ではなく責任である。
責任ある存在になるということは、真剣に
仕事に取り組むということであり、
仕事にふさわしく成長する必要を認識するということである。
 
「他の者が行うことについては満足もありうる。
 しかし、自らが行うことについては、
 つねに不満がなければならず、
 つねによりよく行おうとする欲求がなければならない」と。

印鑑仕上げのスローモーション動画です。

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